
今回は私の2人の子のうち下の子が小さかった頃にお風呂が大嫌いだったことを思い出して、同じことで悩まれている方のお役に立てばと思いながらお伝えしていきます。
何でお風呂が嫌いなの?子供の目線で考えてみよう!
【子供がお風呂が嫌い(苦手)な理由】
- 水が嫌い(シャンプーで顔に水がかかるのが嫌)
- お湯が熱すぎる
- お風呂が楽しくない
・・・と言ったところでしょうか?
では、それぞれの解決策を考えましょう。
1 水が嫌い(シャンプーで顔に水がかかるのが嫌)
子供は誰でもお母さんのおなかの中で羊水に浮かんでいました。
その頃は長い進化の過程の魚類のような感じで空気を吸わずにいることが当たり前だったんですね。
でも生まれるとすぐに肺に空気が入り呼吸をして産声を上げます。
ここから人間として出発するのですが、呼吸を覚えることで逆に息を止めることを覚える必要が出てきます。
よく、ベビースイミングが良いと言われます。
「えーっ、赤ちゃんがプールで泳げるの?」
って思われた方、私も同じでしたが、自分の上の子にベビースイミング を習わせてみたら、「水の中で息を止めるのよ。」なんて言葉もわからないうちから水の中でニコニコして泳いでいるんです。(原始的な犬かきみたいに)
もちろん長くは水中にいられませんが、先生のところから自分に向かって泳いでくるその姿はびっくりでした。
その体験をしたからか、上の子はあまり水を怖がることはありませんでした。
でも、そんな体験をしている子供って多くはなくて大体のお子さんはやっぱり水が怖いものです。
そこで、シャンプーの時役に立つのがシャンプーハット!なのですが、頭の大きさがあっていないと安心させたのもつかの間、水で洗い流した途端シャンプーハットがずり落ち、子供を恐怖のどん底へと突き落としてしまいます。
念には念を。頭の大きさに合ったものを用意し、更に乾いたタオルを折りたたんでハットの下の目の位置に子供に当てさせてそっと水を流しましょう!
2重の安心感でシャンプーは無事終わり、「すごい!上手にシャンプーできたね!」の最後の一声で、きっと自信をつけて次のシャンプーも頑張れます。
顔に水がかかったりついたりしたときに子供が不安がったら、タオルをまめに用意しておき、安心させてあげて下さい。
2 お湯が熱すぎる
お湯の温度が生ぬるいとお風呂に入った気がしないと思われるお母さんもみえると思います。
でも子供にとっては我慢して熱いお湯に入っていることは苦痛以外の何物でもありません。ではどうするか?
最初に湯船に入る前に体や頭を洗いますよね。
子供を先に洗ってしまい、湯船に入れて遊ばせている間に、自分も洗って、一緒に湯船に入ったらそこから追い炊きをします。
入っている間にお湯が温かくなり、体をしっかり温めるために1から50までを一緒に数えます。(長さは子供に合わせてください。数の勉強にもなりますね。)
数え終わったら、子供だけお湯から出し自分は湯船に入ったままタオルで簡単に子供を拭いてあげます。
そのあと、自分で拭かせてパンツやシャツなどを自分で着る練習をさせながら湯船で見守り、体が温まったら自分も出る・・・という感じです。
極力、子供が苦痛に感じずにしっかり体を温めることだけを重視しましょう。
そして、出る前に数を数えることをルーティンにしましょう!
そうすることで、数を数え終わるとお風呂から出るという認識ができ、スムーズに子供が動けるようになります。
※ルーティンとは、あることをやる前の必ず行う動作。それをすることで、自分にとって良いタイミングを無意識に取ることが出来ます。イチローが打席に立った時に腕をたくしあげてバットを前に突き出す動作をするような感じです。
3 お風呂が楽しくない
子供にとって、お風呂はお父さん、お母さんとの大切なスキンシップの場です。
それが楽しくないなんて、悲しくないですか?
スキンシップとはその名の通り、肌と肌が触れ合うほど近い関わり合いです。
是非楽しく過ごしていただきたいですね。
《お風呂での楽しい過ごし方・例》
- 濡れたタオルで泡ぶくぶく・・・空気を含ませたタオルを水に潜らせてブクブクを楽しむ。おならのようにしてみたり、泡を足などにあててくすぐったい感触を楽しんだりします。
- ままごと遊び・・・入浴剤の空き容器や蓋、洗剤のスプーンなどを洗っておき、お風呂のお湯を使ってジュース屋さんをしたり、飲む真似をしたりして楽しむ。
- ボール遊び・・・小さいテニスボールくらいのビニールボールを湯船から水中へ押しこみ、水中で手を放して予想がつかない動きで浮いてくるボールの動きを楽しむ。
など・・・
私には子供が2人いて、上の子の時はベビースイミングに入れましたが、下の子は小学校1年までスイミングの経験がなく、水を怖がりお風呂も苦手でした。
でも、試行錯誤の結果、今ここに書いた方法でほぼ乗り越えました。
同じ悩みで悩んでいる方に、一度試していただければと思います。
あなたのお子様がお風呂嫌いを克服されますように・・!